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9月27日(金)
今日からしばらくニューヨークだ。現地ではやること盛り沢山なのだが、実は嬉しかったりする。ちょいと気分転換したかったから丁度いいし、久し振りにオトモダチニモアエテウレシイネー。チャンスがあれば現地から更新する予定だが、下手するとしばらくお休みになる。が、たぶん更新できる環境だと思われるので、久し振りのニューヨークで感じたこと、食ったもの、会った人、起こった事などあれこれリポートするのでお楽しみに。
そして…ああもう本当に哀れなのは、妹の買った洋服類の入っていたビニール袋に得意げに忍び込んだ、このつぶらな瞳のやんちゃ猫コイである。ん?でもちょっとなんか変じゃないか?
そう…最近夜10時くらいから2時間程狂ったようにアクティブになる傾向があったコイは、丸めた紙を小動物に見立ててて追い掛けている最中にどうやらどこか(壁、柱、でっぱり)に左唇をしこたまぶつけたらしい。気が着けば唇がめくりあがるほど腫れていて痛々しい。大丈夫かと心配し傷をチェックしようとしても頑にヘッドバッキングして触らせてもくれない。しばらく経つと何ごともなかったように腫れた唇のままじゃれついてくる…うーん、あんさんはホンマ立派な猫様やなぁー。そこまで気合い入れられたら、ワシほんまかないませんわ。猫兄弟ともしばらのお別れだが、留守中よろしく頼むよ。ではみなさま行ってきます。
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9月26日(木)
雨も止んで清清しい水曜日。面接のついでに久し振りに赤坂見附をぶらついた。前回車で通り過ぎた時はあまり街並に変化は見られないように感じたが、実際歩いてみれば、もう10年前とは全然違う街。246沿いには見慣れぬオフィスビルが建ち並び、小汚なかった赤坂公民館は建て直され、良く言うと子供のお城、悪く言うと目黒エンペラーみたいになってるし、昔よく通った東北新社やプロシードやオムニバスジャパンのあたりから見附方面を望めば、とてもボストン的な銀色のプレデンシャルファイナンシャルビルがそびえ立っていて異様な光景だ。外資の力は街並をも変えて行くのか…うーん。
しかしながら、街にいる人たちの怪しさは相変わらずで、TBSがあったりで数多くのポストプロ、そこで働いている万年睡眠不足のいかにも女好きな制作部員(は、だいたい色が黒い=肝臓系がやられている)、東急エージェンシー系の遊び好きそうな業界人、鹿島建設やサントリー系の潤って無さそうな背広組、バーニング社など芸能プロ系の売れないタレント、そのマネージャーとおぼしき人物(は、携帯電話を100個くらい持っていそうだ)、ヤクザ、永田町系の黒塗りベンツに代議士先生、料亭女将系から、水商売、もちろん変な外人、ホテル関係者までグチャグチャだ。ハッキリ言って恐いし、擦れ違い様に刺されるんじゃないかと感じ思わず腹に力を入れ身構えてしまう…(うそ)。実際そんなことはないのだが、この街はどこまでもフェイクで、アメリカならば西海岸的、しかも欲望の渦巻き方はハリウッドのようだ。歌舞伎町や池袋などとはまたひと味違ったスリリングさが魅力の赤坂見附。海外帰りの自分などは、このようなエスニックな構成の街にいるとどうやら居心地がいいらしい…なんだかね。
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9月25日(水)
日本に戻って就職活動をしていると、決まりごとの多さに驚かされる。いまどき手書きの履歴書に「常識」に基づいた正しい書き方=人はそれを「勝てる履歴書」の書き方なんて呼んだりするが、心の底からアホらしいと思う。住所は1-2じゃなくて1町目2番地とか、名前の隣に必ず曲げないで印鑑押すとか、学歴は入学も卒業も学校名をフルネームで書かなければならないとか、一段あけて職歴、最後に以上…。そんなことは仕事ができるかどうかとは、繰り返すがいまどきあまり関係ない。基本的に手書き文字がきれいかどうかで性格を判断するのは止めて欲しい。アメリカ人なんか全員性格破綻者と判断されかねないではないか。そもそも今の時代、字がきれいかどうかよりも、タイプやコンピュータができない方が問題なわけで、公平を期するためにもこの悪習は早い所やめた方がよい。ついでに写真も必要無い(絶対いらない)。就職は欧米のように、カバーレターとレジュメ(職務経歴および自己PR)で十分過ぎるほど十分である。面接で自分をアピールできない者は、問題外ということで、世界標準規格で行って欲しい。
帰国した当初は、なるべく大きめの組織に所属して日本式にブイブイ言わせるのがいいかな…なんて計画し推進してきたが、最近この「日本式就職活動」に対し疑問を抱き頭の中が混乱してきた。と同時に、反骨精神が沸々と芽生え、フリーランスとしていかに精神錯乱しないでお金儲けをして暮らして行くか、の方に興味とやりがいを感じてきた。もちろん裏技は使う。日本は決まりごとをクリアしなければ次に進めないお国柄であることは重々承知しているつもりだ。サンシャイン60をただ見ようとしてもこれだけの数の電線に遮断されてしまうのが現実である。今後どうなるかは知らないが、引き続きチャレンジャーとして屯田兵的生き方は続いて行く。
今日もこれから面接だ。
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9月24日(火)
雨降りに傘をさして表を1時間歩き回るという行為は、他人から見ればいかれたものかもしれない。びしょ濡れになるし、風邪も引きやすいだろうし、時には雷に打たれそうになることもあるだろうし、とにかくあまりロクなことがなさそうだ。で、実際90%はロクなことがない。夏場は蒸し暑く汗ダラダラになるし、靴はグチョグチョになるし、傘は裏返って万歳してしまうし…わかっているのだがしかし、雨の日ほど素敵な瞬間はないので困りもの。
ここ何年もの間、外出時には必ずデジカメを片手にするように心掛けている。そのためいつでも「クラス最小、最軽量」なんて機種を手にしてきた。邪魔になると困るし、第一持ち歩こうと言う気にならないからポケットに入るようなものでなければならないのだ。クイックレスポンス、ポイント&シュート可も大事な要素。現在愛用しているのは4万画素のオリンパスC-40ZOOMである。多少厚みはあるが、高画質でなかなか使いやすい。記録媒体がスマートメディアなのは気に入らないが、MacintoshにはUSB接続で直接取り込むので特に問題はなし。ちなみにその前はキャノンのIXYを使っていた。こちらは「外回り」を引退して妻のデジカメとなり窓際へ追いやられている。それより前は
FinePix1500
で、これは酷使し過ぎてある日突然煙りを噴いた。
何年も街を記録し続けていると、雨の日って特別なのがよくわかる。風景達が油断して、ついつい本心を見せたりするからたまらない。ただの無機質なコンクリートやアスファルトは湿り気を帯びることで、こんなにも官能的に様変わりする…ただの雑誌の棚なのに、なぜか表紙の女の子の顔がうらめしそうに見えたりする。ただのタバコ屋の店先なのに、ついつい足を止めさせられるほど多くを語りかけてくるのだ。
先日、日本には坑がい難い「均一化」の力が働いていると書いた。それは時に「常識」とか「世間体」とかいろんな体裁で身の回りに現れる。だけど、大切なのはやっぱり本能的な部分であって、人真似ではなくオリジナルを生み出す力。そしてそれを信じて続けること。我々人間は誰しも表現者、他人に何を言われようが、例えば雨降りに出歩くことで90%ロクな目にあわないけれど、10%素晴らしい体験をするのです。そう…頑張りましょうね。
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9月23日(月)
ともだちの彼女が突然の御懐妊…そして年内にも結婚予定。そういうイメージからは最も程遠いキャラの持ち主に起こった「めでたい」話しを、この目で確かめようと妻と共に目白はフォーシーズンスホテル(椿山荘)まで出掛けて来た。彼等は向いにある聖カテドラル教会で式の打ち合わせをしていた。自分にとって特に椿山荘には素敵な思い出はない。その当時はとても素敵だったに違いないが、今はとにかくあんまり素敵ではないのだ。ほとんど12年振りの椿山荘ロビーは披露宴の出席者でごった返し、よく整備された庭には相も変わらず真っ赤な橋がかかり五重の塔がそびえ立っていた。待ち合わせの時間に20分程遅れてしまった我々だったが、彼等は式の打ち合わせが終わっていなかったらしくもっと遅れていた。実は大塚から目白まで「遠くはないさ」と歩いて行ったのがそもそもの間違い。さすが東京下町、道が直線的だと簡単に外敵に攻められることを考慮した作りなのか、迷いまくった。真直ぐ進もうとすれば何とか稲荷の祭りの神輿に行く手を阻まれ、仕方なく迂回してみれば袋小路のどんずまり。折り返してみれば護国寺の広大な敷地にぶち当たり、不忍通りの交差点には横断歩道がなく地下鉄の階段を昇降して渡らなければならないし、ようやく目白近くになってみれば関口台というとんでもない坂道が待ち受けていた…ああヘロヘロ。
初体面のともだちの将来のおくさまは、とても和的で清楚なおじょうさまで抜群美人。着物が似合うだろうに教会で式なんて何だか勿体無い感じ。とにかく母子共に健やかに晴れの日を迎えて下さいまし。そしてマイフレンドよ、妻も言っていたが、たぶん君たちが赤ちゃんを作ったんじゃなくて、赤ちゃんがわざわざ君たちを両親として選んだんだから、その辺しっかり考えて立派なパパになっておくれ。congratulation!(と、コイも言っています)。
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9月22日(日)
童謡がチクタクチクタクとチャートのトップを占めるヘンテコな音楽事情のニッポンであるが、まぁそれはとても日本人には見えない平井堅の力量によるところが大きいので、もしあの無精髭面でいかにも性格の良さそうな兄ちゃんが、おじいさんの古時計のかわりに、大きな栗の木の下でとかを歌っていても同じようにヒットしていたことだろう。たぶんなんでもいいのだ、おたまじゃくしでもメリーさんの羊でも。
で、おじいさんの古マッサージ椅子である。今の人は30万円くらいする、高価なパナソニック社のハイテクな全身もみもみものなどをイメージすると思われるが、我々の世代にとってマッサージ椅子と言えば、有無を言わさずグリグリ容赦なく背筋を伸ばす、この茶色い皮張りのニクイ奴と相場が決まっていた。記憶によると、こういうものはたいがい銭湯や温泉の脱衣所とか表に設置してあって、100円玉を投入すれば10分くらいウインウイン動く仕組みになっていた。現代のマッサージ椅子と比べると、まったくをもってシンプル構造で役立たずな椅子だが、子供の自分にとってはそれでも立派に高価な代物だった(に違いない)。だから、この椅子を妻の田舎である前橋のおばあちゃん宅倉庫で見つけた時にはちょっと興奮した訳だ。しかも、亡くなったおじいちゃんがよく座っていた椅子だけど、今は誰も座らないから持って行っていいよなんて嬉しいことをおっしゃる。その時は車ではなかったので後日出直し、無駄に重かったけれど頑張って運んで先週から和室のコーナーに鎮座されている。グリグリグリグリ今もちゃんと動くおじいさんの椅子。部屋に運び込んだその日から、我が家のおじいさん(的)猫ファファの、最新お気に入りの場所となり、今日もこのように安眠されている。
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9月21日(土)
先日、ウチの近くにあるまぁまぁ大きめの Book Off
に入ってみた時のこと。2階で中古DVDなど物色しながら、なにげに旅行本のコーナーの前を通り過ぎると、ん?
見慣れた本が1册目に飛び込んできた。それは紛れもなく「NYギリギリ生活ガイド」…誰だーっ!JR山手線大塚駅周辺でオレの本売ったのはー!
ちょっとショック…(ちなみに価格は1000円だった)。だけどそれほど世間に行き渡っているということか…まぁいいや。
さて、徳島市の美しげな浜辺でポーズをとるこの子はマイニース。早いものであっと言う間に中学生である。最近会ったのは、もう2年半近く前のニューヨークになるからして、当然その間毎日ごはんを食べ、お風呂に入り、眠って、朝起きて顔を洗って歯を磨き、学校に通ったり、テニス部に入って1ヵ月で辞めて演劇部に入り直したり、母親のパソコンで友だちとチャットしたり、トラとかタマとかグリ(猫軍団)と遊んだりして、ニョキニョキ身長が伸びたりすくすく育ったりいらっしゃる。そしてこうやって画像を見れば、んーキミ姉貴の小さい頃にソックリ。たまには「おじさん」としてセイハローしたり一緒に買い物でも行ったりしてみたいものだが、現実的に徳島に行く機会がなかった。でも、これからは近くなったのでそういう機会も増えることだろう。タノシミに待っていたまへ。
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9月20日(金)
徳島に住む姉宅に新ねこ登場。たぶんロシアンブルー系の雑種であるこのグレイの猫はなぜかフランス語でグリと名付けられ、もともといた日本猫タマ(左背後:白雄猫7キロ)にやんちゃぶりを発揮しちょっかいを出し続け、平穏無事だったタマライフを脅かしているらしい。ぬ…その図式どこかで見たことが…タマ=ファファ?
それにしてもいかにもやんちゃな顔つきですな。がんばれよタマ。
昨日今日は理想的な涼しさで、とても過ごしやすい東京地方。思わず洗濯やら布団干しに励んだ主婦(含む自分)も多かったに違いない。思わず草原で寝転びたくなる陽気だったからか、宮城県の河川敷には別の赤ちゃんアザラシが顔をだし、ウタちゃんと名付けられ人気者に。9年間留守にしている間に、日本の生態系には何らかの大きな変化があって、いつの間にかアザラシ列島と化している。亜熱帯化とアザラシには何の関係もないと思うが、だって自分が子供の頃はこんな話題はなかった。もっとも仮にそういうことがあっても、時代的に漁師が捕まえて食っちゃった…とか、そういう残酷逞しい結末だったに違いない。アザラシは人型なので親近感を覚えやすく、テレビで川に浮かんでいる姿なんかを観ると、ハッとすることもある。本来「珍しい」はずの哺乳類がこれだけ頻繁に都会に現れるのは、なにかがおかしいからではないかと疑いたくもなる。特別なメッセージでも伝えに来ているのだろうか…。
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9月19日(木)
昨日から右手の人指し指がシクシク痛む…よくみれば熱を持っているようで、しかもちょっと腫れているではないか…だから今日はタイプをするのが困難で、さっきから何度もミスしまくってなかなか進まない。原因不明。
9年振りに日本の夏に戻って、さて、と再出発を始めてみてすぐに気付いたのが、この国全体にうねる大蛇のような「均一化の力」である。基本的に単一民族国家だから、思想統制がしやすい状況にあることは認める。だがしかし、価値観というものがあまりにも平べったくフラットにされるのは人間として危険極まりないこと。たぶん情報ソースが似たり寄ったりだから、街の話題もワイドショウの枠組みを越えることはない。異論を唱える人は「気狂い・変わり者」呼ばわりされて、個々の小宇宙社会から抹殺されるので、あまり大ぴらに聞こえてこない。真相を追求する人は、2チャンネル的方法論で密室談合論議をするので、真相は永遠に闇に葬り去られたままとなる。
拉致問題にしてもマスコミは元凶であるユナイテッドステーツオブアメーリカの意志を具体的に攻めることはせず、小泉総理がどうしたとか、外務省の対応がなんたらとか、問題解決には程遠い目先の責任問題へと鉾先を向ける。昔の偉い人は言ったではないか「クサイニオイハモトカラタタナキャダメ」って。
銀河系や太陽系と同じように、地球も国単位/街単位の大小様々な個性の恒星&惑星の集まりによって構成されている。日本人は時に日本が地球の中心であるかのように錯覚して物事を語る傾向があるが、日本はアジアと言うひとつのシステムの中のいち惑星に過ぎず、すべてはアメリカという巨大な恒星を中心にグールグル周回しているに過ぎない。それをちゃんと理解して、山田さんも田中さんも鈴木さんも斉藤さん木村さんも日本を取り巻くさまざまな問題に取り組むのが大事だ。
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9月18日(水)
いい歳こいてアンタいったい何やってんの?
と言われればそれまでだが、やっていることは国会議事堂で昔懐かしい「死刑」である(これについては説明は省略させて頂く、だって面倒クサイから。気になる人はYahooでも行って"こまわりくん"とでも入力し検索して下さい。ああ結局長々説明してしまったじゃないか!)。背景のb911マンハッタンは、もちろん合成だが、少なくとも自分の目には霞ヶ関がこのように映る。一般市民だし力もないし何もできいなから、せめてもの気持ちをぶつけてみた。
昨日の金正日にはいろいろ驚いた。なんだかとても正しくない日だった。小泉首相の歴史的(突発的)な日帰り訪朝、そして拉致問題の意外な展開。政府が公式に認めている11人の拉致者のうち8人が死亡+2名で5人が生存?
なんだそれ?何を
どうすれば主に40才台の人々が病や干ばつ&飢饉などの災害で亡くなるというのだ?
流れから考えると、もっと簡単に引き上げられたはずの不審船をようやく引き上げ、911の式典で訪米しブッシュ大統領と会談。国連にも出向き、不審船がなんなのか公式発表する前に今回の訪朝。拉致、不審船問題を認めた上で人のせいにして金総書記じきじきお詫び、さらに肝心の核・ミサイルカードをふせたまま平壌宣言に署名、国交正常化にむけて一気に加速。あったことだけ並べれば外交上の進展が見られるようだが、実際は何も動いていないと思う。やっぱり日本は思いきりなめられている。単に経済援助クレクレタコラの対象なのか…。それよりも不可解なのは、どうしてこの時期に首相がこういう行動に出たのか?である。その解答は議事堂の背景にあると思われるが、本当のところは誰も知らない。知っている人は決して真実をおしえてくれない。
さらに、拉致認め謝罪を受けて今後の補償問題に単純に発展して行くとも思えない。何せ北朝鮮は今でも戦時下にある国だからして、戦後50年を認知する日本のと間に大きな温度差があるのは否めない。じゃあ植民地時代の補償問題はどうすんだ?
とかいろいろ複雑だ。疑惑が事実に変わり、期待が失望に変わり、ますます北朝鮮の恐さが鮮明になった水曜日だった。
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9月17日(火)
小雨の中、大塚の天祖神社のお祭りがあった(らしい)。空襲で焼け残った神社は大塚駅の南口商店街に位置し、境内には子持ち狛犬とかもあって、地域では有名らしい。別にひがむわけではないのだが、やはり祭りは地元のものだ。祭りだ祭りだわっしょいわっしょいと、何故2度くり返すのか定かでないが、とにかく楽しそうに神輿を担ぐ若い衆を見ると、疎外感があり寂しくなってしまう。元々血が熱い男でもないから、どうもシラーっとしてしまう私たち。
さて、そんな祭りは放っておいて、ニューヨークである。来週からしばらく渡米予定であるが、911テロリストの悪祭りから1年を経て、ようやくサブウェイ1/9ラインのサウスフェリーターミナルとレクターストリート駅が再開された。WTCサイトの真下を通っていたコートランドストリート駅は復活のしようがないが、この2駅が使えるようになったというニュースは復興の証しであり、コミューターにとっても喜ばしいこと。2ヵ月振りになるニューヨークが、本格帰国しノーマル日本人化を推進する自分の目にどのように映るか興味があるのだが、それよりも切れてしまったお気に入りのヘーゼルナッツコーヒ豆を仕入れられるのが楽しみでならない。ハッキリ言おう、わたしはカフェイン中毒だ。美味しいコーヒーのない人生なんてまっぴら御免だ。
日本にももちろん美味しい豆はあるが、不当に高く量も少ないし、自家煤煎炭焼きコーヒー1杯800円のように高級化してしまうフィロソフィーがどうも気に入らない。コーヒーなんて毎日飲むんだからもっとカジュアルお気軽であるべき!
ああ早く、濃厚でソフィスティケイティドなあの味を…ジュルジュル。その他、日本では割高なDVDを仕入れる予定もある。ああ早く来週にならないかな…。
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9月16日(月)
ビバ敬老の日振り替え休日、みなさま如何お過ごしですか?
我々はおばあちゃんにセイハローをしにさいたまは草加市で車をピックし、群馬県は前橋市まで行って来た。日曜は連休中日だったので関越道もガラガラ。非常に楽ちんスムーズドライブ。あいにくの曇り空につき、ちょっと足をのばして伊香保のグリーン牧場で羊と戯れたり、激美味ソフトクリームを食べたり、ぶどう狩りをしたりはできなかったが、みなで揃って「しゃぶしゃぶ食べ放題」とやらに出向き、もうそれこそ本当に食べ放題し放題で大満足。終盤には自分の胃から「頼む、お願いだからこれ以上食べないでくれ!
いくらオレでもそんなにいっぺんには消化できん!」と懇願されるのを感じたが、構わず「負けちゃいけない」という思いが先に立ち頑張った。そのお店はしゃぶしゃぶだけでなく、その他の料理、例えばごはん、チャーハン、焼そば、スパゲッティ、お寿司、おでん、カレーライス、揚げ物、煮物、サラダ類、スープ類、デザートに至るまで全て食べ放題。肉が出てくるまでの間、まぁ取りあえずなんてノリでついつい食べてしまい、結局は胃袋の許容量を低くする店側の作戦にまんまと引っ掛かっているわけだが、まぁ何でも良い…自分的に2480円という金額に見合うほど「食った」と思うまで食い続ければいいのだ。
で、結果は21才の妹の一人勝ち。自分と妻が痛み分け(本当に腹が痛くなったので)、義父&義母コンビは多少負け、おばあちゃんは一人負け(そんなに食べられる訳がない)。お陰で帰りの車の運転は実に大変だった…高速に乗って大泉に到着するまでの間、ずっとただならぬ満腹感(痛みにも近い)+眠気と闘うことになるのだった。
で、本日は借りた車を返却しに行くついでに、東京観光をした…と言っても、10年前に車生活をしていた頃によく走った地域を妻と妹を乗っけてウロウロしただけなのだが、久し振りで一人感慨深かった。都庁やら絵画館前やら国会議事堂やらで記念写真を撮ったりして遊んだ。さいたまに車を返却後も、母と共にこじゃれたパスタ屋へ行き、そこでもけっこうなボリュームのスパゲッティ&リゾット+デザートなど頂き、家に戻ってさらに豆大福と芋羊羹まで平らげてしまった…ああやれやれこのままじゃ肥満一直線間違いなし!
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