heorshe HIROSHI TOKUI homepage - 猫兄弟特選の旅 パリの食べ物

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パリのアイスクリームはコテコテしてなくて好きだ。どこで食っても例えイタリアンジェラートなんて書いてあってもやっぱ洗練されている。
個人的にはピスタチオが好き。昔から評判のサンルイ島のアイスクリーム屋さんは今でも大人気で長い行列が出来ていたけど、やっぱ抜群美味くて特に柑橘系はうーんトレビアーン。

買い食い天国パリ。何を食っても大体外れない。街場で売っている昔懐かしい魚肉ソーセージをバケットに挟みチーズをたっぷりかけたフレンチホットドッグ、ブリチースを挟んだバゲット、イギリス式正当サンドウイッチ、それからパニーニ、もちろん王道クレープ…どれもこれも美味いからついつい食べ過ぎちゃうのが困りもの。

パリと言えばカフェ、カフェと言えばカウンターで寛ぐ親父たちとフロアに這いつくばっている小型犬のイメージ。たばこを止めたから昔ほど長居は出来なくなったが、やっぱりオープンカフェでジュヴドレアンカフェシルヴプレと言って過ごす時間は実に貴重だ。行き交うパリジャンやらバラエティに富んだ観光客の群れをボーッと眺めるだけで気が着けば平気で2時間くらい時間がたってたりする。脳の休息には持ってこいなのだ。

5〜6年前はあまり見かけなかった、果物屋(大体八百屋兼用)の店先にドデーンと鎮座された電動フレッシュオレンジジュースロボ。こいつはなかなかメカっぽくて、その動き見たさに大して飲みたくもないのについつい頼んでしまうのだった。
目玉のようなローラーに丸ごとオレンジが挟まれて見事真っ二つになり、その下の別のローラーで皮だけが自動的に剥かれてスチールのごみ箱に投げ込まれ、最後に身だけがジュワーとつぶされ、そのジューシーな果実が受け皿にたまって(中)17フランなり。味?もちろん抜群。

その他 印象的だったパリの食品たち。

安ホテルの朝食についてきたジャム、特にアブリコット(アプリコット)とカシスは良かった。
マーマレードってあまり好きじゃないから見慣れないジャムたちは嬉しい。

2日目に昔通ったビストロへ行ったらば、メニューが大幅に変わっていて何が何だかわからない。仕方無いので当てずっぽに"canardの何とか"と書かれたものを頼んだらそれは絶品「がちょう」のソテーだった。その後我々は何故かこれを「かも」と記憶し、どこへ行っても「ああかも喰いたい」が口癖に…それにしても美味かった。

マレ地区のユダヤ人街は昔より随分発展したように思う。新しいお店が幾つもオープンしていたが、たぶん一番有名なお店でファラフェルを食べたが、昔と同じくそんなに美味しくはなかった。

ベルビルの中華街にも行く。昔から大好きだったヴェトナム料理屋「為平牛粉」のPhoはやはりダイナミック且つどことなく洗練されていて口にあう。やはりフランスはフォン(コク/だし)命のお国だからして、エスニック系も自然と影響を受けるのだろう。

カフェでコーヒーを注文するとソーサーの上に紙に包まれた砂糖と、所によってはビター味のチョコレートがくっついてきたりする。
ラヴァッツァなんて単純にプリントしてあるものも多いが、ちょこんと乗っかっていて嬉しいのが、何と言ってもピンク色の「Daddy」の砂糖。
絵柄がいちいちフレンチテイストで可愛い。ちなみに我々は180包み入りの2000年特別バージョンダディをお土産として購入してきて、ニューヨークでも毎朝パリごっこをしている次第です。

あきらかにちゃいまんがなヨーロッパに於けるコークのお味。フランスやらイタリアやらスペインではコークをコカと呼び、それは当然コカインのことではなくて、とにかく実にポピュラーな飲み物に違いない。
滞在中暑かったのでカフェで何度かコカを注文し口に入れる度「ぬ?これは?」とその味の違いに気付かされた我々。
結論から言えば甘さは確かに立つけれど押えた感じの発泡具合が何となくヨーロピアーンで、嬉しい。皆様も是非チャレンジして下さい。

パリの八百屋はダイナミック

 

パリ在住の友人がマレの外れ(リュパブリック寄り)にある老舗モロッコ料理レストランに連れて行ってくれた。
パリでは最近モロッコ(料理)ブームだそうで、そのお店で食べたクスクス(笑)も絶品。スープだけオカワリ自由なシステムも気に入った。
ついでに飲んだサンテミリオンも絶品で料理の味を引き立ててくれた(引き立て過ぎ?)。
そして最後に飲んだミントティー(ホット=砂糖を入れて飲みます)も美味+グラスが何とも可愛かった。

今回の旅で最初と最後に口にした食べ物がキッシュ。そのバラエティの多さと洗練度はパリならではのもの。アンチョビ系のピリ辛ものもなかなかグッドだけど、やはり日本人には卵焼きに近い感覚のオーソドックスキッシュ+ベーコンではないでだろうか。
お店では「温めるか=ショー?」なんて聞いてくるので「ウイ」なんて適当に答えておけばアッチッチなものが出てくると思いきや、どう考えてもパリの電子レンジは壊れているとしか思えない…うう…生あたたか〜い。

チーズ がこれでもかと乗ったサラダをクリニャンクールで食べた。1時間後に私の腹は今年最大の派手な下痢ピーに見舞われダウン…気をつけよっと。

パリの日本食レストランで半チャンラーメン定職を食べる。昔よく行っていた「富士」とか言うヴェトナム人が経営していたエスニックジャパニーズ屋は発見出来なかったけど、オペラの日本人街にある「さっぽろ2」で食べたそれは実に誰もが想像するところの昔あった日本的な味で大満足だった。

バスティーユに出ていたマルシェでキッシュと蟹真似サラダを食すと、これがアンタ特にサラダがまろやか味で絶品。ああフランス人って憎いなーコノヤロー庶民に至るまで味付けのセンスいいんだよねー。

サンポールの真ん前にあるカフェドームのクロックマダム(卵焼きの乗っかったハムチーズサンド)はセボン、ついでに皿にもってあるサラダがまたフレッシュなのが泣かせる。

お土産に買ってきた、タラマ(魚卵)ペーストとカモのテリーヌ、さらにシンプルなバゲットとクロワッサンはニューヨークで食ってもやっぱ美味かった。

さてこれまで私はいったい何度「美味い」と言う言葉を使っただろうか…だってそれほど美味かったんだってホンと。

毎朝飲むのはやはりカフェオレがいい…思いっ切り甘くしてこっそりクロワッサンを千切っては沈めて食ったりする。
2杯目のコーヒーは一般的にカフェと呼ばれるエスプレッソタイプ。でも本国イタリアみたいにもうエキス並みに黒々濃い訳ではなく、自分にとっては正にギリギリラインの砂糖を入れずに飲んで美味い濃さなのがニクイよこんチクショー!アゲイン。
カフェに入る度「カフェ」を注文し、多い時では気が着けば1日5杯くらい飲んでたりします。でも胃にこない、だって量少ないから。

妻はタルトタタンと呼ばれる要するにAppleタルトを食べるのが夢だったらしいが、運悪く食べようとすると売り切れだったりで果たせず…お気の毒。
今回もたらふく食いました甘もの。
もーういやいや美味かったなぁ…タルト系は言うに及ばず、ガトーショコラとかこってりものも抜群バランス。街中で汚い親父が焼いているシンプルなクレープだって、ヌテラとかマロンとかチョコバナナとか、甘いものは何を食べても美味かったりする。それでいて太らないフランス人たちよ…うーん何で?おしえて!

この器具は日本ではあまり馴染みがないに違いない、だってそれはエスカルゴ用だから。
と言う訳で酒のつまみとしてしっかり食べさせて頂きました。昔から思う事の一つにこのエスカルゴ、結局食うのは殻に入ったホンの小さな身(体)部分で、よく考えればほとんどがコテコテのバターとパセリ&ガーリックに覆われている変な食べ物ではある。でもそれをバゲットですくって(イタリア語でスカペッタして)食べるのが好き。
うーん…ああワインと合うんだなこれがまた。

フロマージュ=チーズ。暑くなると街中のチーズ屋さんはこの世のモノとは思えぬ臭気を放ち、私の母の様なチーズが苦手な人々はおそらく倒れてしまうのではと心配になる。
でも好きな者にとってこんな天国はない。
パリにはフランス各地のチーズが集まってくるから種類も豊富だし、値段もそんなに高くはない。
カマンベールからブリーなどの白カビタイプに、ブルーチーズや山羊、羊系のくさくさタイプまで、うーん考えただけでよだれが…今回はサンドニでたまたま購入したフレッシュなブリーが大当りだった。バゲットと一緒にどうぞ。

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