みる
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サ+ン+プ+ル
「iLove iMovie
2」
徳井 寛
著
定価
2,800円
DVカメラがなくても操作を習得
できる素材CD-ROM付属
ISBN4-89977-006-5
。。B5変形版/224ページ/フルカラー
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*さて、材料は揃った…本来ならば、もっといろいろ勉強してから初めて「調理してもいいよ」という話になるのだが、せっかく誰にでも簡単に使える
iMovie 2
なのだからして、そう、いきなり編集してしまおう。
長さを調整したクリップを、絵コンテ(ストーリーボド)などと照らし合わせながら配列していく作業は、2Dが3Dに、モノラルがステレオに、モノクロがカラーになって行くかのように「物語が現実味を帯びてくる」楽しいプロセスだ。(つづく)
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*ここでは滑らかな場面転換効果を狙い、「10.
手を振る」クリップと「11.
にんじん」クリップの間にごく短いオーバーラップを適用する。
適用以前と適用後の効果を確認する意味も含め、現段階の場面のつながりを見ておこう。
見終わったら再生ヘッドを「10.
手を振る」クリップの一番最後のシーンに合わせておこう。
(つづく)
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*テクノロジーが発達した今日、ほとんどの音源と言うモノは電気的に分解され、再合成が可能になっている。とは言え、やはり本物の音には本物しか持ち得ない趣や凄みや迫力があったりする。
でも録音するとやっぱりピンと来ない…それはきっとマイクの性能や、録音方法、録音されるメディアの種類(磁気テープ、6ミリテープ、デジタル)などにも左右されるんだろうし、うーんなかなか一筋縄では行かない世界。(つづく)
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*ローマは一日にして成らず
そもそも作品の質というのは、高価な機材を使い高度なテクニックを用いれば向上するという単純なものではない。映像作品は異なるクリエイティブ分野(発案、企画、撮影、演出、制作、編集、音楽、プロモーションなど)の要素が集まって構成された「総合芸術」と言えるから、技術的な「一部の問題」を解決したところで、即向上と言うわけにはいかない奥の深いものなのだ。
では、広く浅く何事にも造形深い人が映像制作に向いているのかと言えば、これまたそうとも限らない。例え偏っていても、ある特定の分野に並々ならぬこだわりを持った人の方が、より突っ込んで表現できる場合もあるからややこしい。(つづく)
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